全ての歯医者が参考にすべきといわれている虫歯予防ガイドライン。その一つがスコットランド発のこちらです。
医学には「科学・理屈」重視のドイツ学派と、「観察・統計」重視のエディンバラ学派があります。ドイツ学派は医療の発展に大いに貢献しましたが次第にサチレーションし、1980年以降はエディンバラ学派による統計的「一般論」の確立が重視されてきています。
これがエビデンス・ベースド・メディシンの由来です。日本ではドイツ学派の影響が長年強くありましたが、世界の潮流から次第にエビデンス重視にシフトしています。スコットランドの首府エディンバラ発の学派の系譜はイギリスにおけるコクランやNEMJ等の信頼ある発信に繋がっています。米国はドイツ学派とエディンバラ学派が融合しています。
ということで私のクリニックでもこれらの情報はしっかり取り入れて診療しております。
今回は一般の方々にもわかりやすい、このスコットランドのガイドライン、その日本版を共有しようと思います。
過去バージョンは歯科医師会のホームページにて日本語訳版が公開されていましたが、スコットランド版がアップデートしても更新は停止したままで、非常に残念に感じていました。
今回有志で翻訳を行っていただいた、気まぐれ歯科情報ななめ読みさんには大きな拍手を送りたいと思います。定期的に論文ベースでの有益な発信をしていただけるし、エビデンスベースドメディシンの考え方もしっかりしている方なので、関心のある方はフォローするといいと思います。
これが単にツイートだと情報が流れて行ってしまいなかなか記録に残らないので、今回保全しておこうと思います。いずれ気まぐれ氏に許可を頂いたうえで、オンラインメディア等で発信したいと考えております。
【小児に対する虫歯予防方法の科学的根拠まとめ】
— 気まぐれ歯科情報ななめ読み (@Moody_Dent_Info) April 10, 2021
Scottish Intercollegiate Guidelines Network(SIGN)の小児での虫歯予防に関するガイドラインについて、つまみ食いして気まぐれにまとめてみました。
気になる方は原文も是非お読みください。
ソース:https://t.co/1Cl8GHKSlK pic.twitter.com/dkRSVfbfjx