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ラベル 年金の縮小と再構築 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
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2026年1月5日月曜日

初参加コミケで『さよなら年金』完売御礼!!

 あけましておめでとうございます。医療行政ライターの中田智之です。


昨年大味噌が12月31日、コミックマーケット C107にて『さよなら年金』頒布いたしました。


これは社会保障制度を支出負担ともに縮小し正常化をめざす団体「次世代運動」において『年金解体合同誌』をコミケで頒布するという企画に相乗りさせていただいたもので、


当日は新刊2冊、マンガ(AI)あり多角的な公的データに基づいた問題提起ありの『年金解体合同誌』、本当に行うべき社会福祉の定義からイギリスを参考にした年金制度の大幅縮小という解決策までを論じた拙著『さよなら年金』という形でご案内させていただきました。


どちらも相補的なポジションで、まずは入門編からということで価格も安い『年金解体合同誌』を手に取る方もおられましたし、年金の問題点はよくわかっているから解決案を通読したいと『さよなら年金』を手に取る方、もちろん両方お買い上げいただく方いずれもおられました。


「年金はもう店じまいすべきと考えてきたが、それと同じスタンスで書かれた書籍は初めてだ」とお手に取る方もおられました。このお言葉はライター冥利に尽きます!


次世代運動リーダー北村さんと私の2人が出品者入場で設営と前半戦の売り子を行い、途中から企画編集の梶原げんぜいさん、編集印刷協力の青井孔雀さんが合流し、熱く年金批判を訴えてまいりました。


「障碍者年金や生活保護をなくそうという者ではない、むしろきちんとやるために支出が膨大となった老齢年金にメスを入れるべきだ」と北村さん。


途中、ニコ生のコミケ生中継でも、そのメッセージは広がっていきました!


私の方はというと、快く間借りさせていただいた御恩もあるので、人一倍呼び込み・営業に力をいれました!


笑顔でこんにちは、ちょっとだけ見本みていってください、見本見ている間に内容の説明、お買い上げの場合は見えなくなるまでお見送り、お買い上げでなくてもご関心いただきありがとうございました、といった感じで、さわやかなサークルであるよう努めました。


以前コミティアで一瞬目が合ったところからグイグイ営業かけられて、気づいたら2巻セット+特性オマケファイルを握らされて数千円のお支払いになっていた経験が生きました。あの勉強代がここで活かされたのであればトータル黒字!(小説の内容、おもしろかったです)


結果として私も寄稿した『年金解体合同誌』は60冊以上で大幅黒字、『さよなら年金』は完売御礼となりました! こんなにうれしいことはない!!


『さよなら年金』はAmazonでは年末までのキャンペーン価格中で36冊、コミケで23冊を売ったので、国会図書館に納本した分をあわせて60冊が世の中にリアル本として巣立っていったことになります。


国会図書館でアーカイブページができてました:さよなら年金 : 数字で暴くデタラメ制度 (The quill press) | NDLサーチ | 国立国会図書館


今後もAmazon販売はつづきますので、コチラからお買い求めください:さよなら年金: ―数字で暴くデタラメ制度― | 中田 智之 |本 | 通販 | Amazon



生きてるうちにコミケ出品という目標も、完売御礼という形で達成できました。


一年の終わりとともに社会保障制度に関する執筆活動としては、最高の一区切りができたと思います!

2025年12月9日火曜日

【書籍出版&国会図書館納本】 さよなら年金 ー数字で暴くデタラメ制度ー

 こんにちは! 医療行政ライターの中田智之です。


先週12月3日、初めての書籍となる『さよなら年金 ー数字で暴くデタラメ制度ー』を出版しました!!


この出版はKindle direct publishing(略してKDP)というサービスを利用していて、書籍を構成するデータを登録しておくと、Amazonを介して注文があるたびにオンデマンドで1冊ずつ書籍が印刷され、購入者の手元に届くという仕組みです。


つまり私自身が出版費用を出したり在庫を抱えたりする必要がないということですが、その代わりに出版コストは割高になります。今回は政治に関するデータ本、自由主義のスタントで年金政策に向き合うとどういったコンセプトになるかという思想本の側面があるので、多少割高感はありますが違和感のない価格づけになったかと思います。


内容に関する紹介等はAmazonの販売ページにあります。リンク先よりご確認・ご購入いただけると有難いです。


既に個人的に定めていた目標販売数は超えており、Amazon売り上げランキングでは「福祉の参考図書・白書 第2位」「高齢化社会 第3位」を獲得しています。


ご関心いただいた皆様に厚く御礼申し上げます。


また本書籍は元参議院議員の音喜多駿氏・浜田聡氏、ライター活動のきっかけを頂いた新田哲史氏など若干名に献本しております。各位の今後の活動や発信に活かされるよう願っています。


さらに、まとめたデータや自由主義思想への統合に関して長く保存し参考にできるよう、国会図書館に納本しました。


国会図書館に行くのは初めてでしたし、納本受付は一般利用者は入らない裏方にあるようで、貴重な体験になりました。


ただし館内は全面撮影禁止なので、"映え"るような写真はとれません(笑) 国会図書館名物、ミートソースパスタにトンカツ乗ってる"映え"メニューもあるのですが、撮影ムリでした。もったいない!w


他にも盗難防止のためだと思いますが「中身が見えないカバンや封筒などの持ち込み禁止」というルールがあり、入り口近くのコインロッカー(100円払い戻し型)に荷物を預けなければなりませんでした。


透明バックも同じ場所で配布してますが、わざわざ借りるまでもないかなと、拙著とともに身ひとつで入館するワタクシ。心を強く持つんだ。


納本手続き自体は名前と住所、あと書籍タイトルを書くくらいのものです。それとなく雑談で聞いたところ、こういった持ち込みはそれなりにあるようで、日々無数の書籍が生まれているんだなぁと実感しました。


案内から手続きまで、司書さんからうっすら「この人は"書く側の人"だ」みたいなリスペクトを感じます。すんません、アマチュアです(はじらい)


納本後はおよそ1ヶ月でデータベースに登録され、国会図書館に赴けば閲覧できるようになるそうです。これで正式に参考文献などで引用も可能となりましたので、いつか誰かが活用してくれるとステキだなぁと思います。


そういうわけで6年間の執筆活動の集大成、3か月の生命活動の全てを注いで倍量に加筆した、6万2千文字、126ページを、ぜひ手にとっていただきたいです!!




繰り返しとなりますが、内容に関する紹介等はAmazonの販売ページにあります。リンク先よりご確認・ご購入いただけると有難いです!

2025年2月10日月曜日

音喜多さん主催「社保下げ会」登壇 ー 『公的年金の縮小は”できる”』で演説!!

こんにちは! 医療行政ライター / 歯学博士の中田智之です。

2月8日土曜日、武蔵野スイングホールで開催された音喜多駿 前参議院議員が主宰する「社会保険料引き下げを実現する会」第3回ミニ集会にて、「年金」をテーマに講演をしてきました。


講演部分はYoutubeにて公開されていますので、ぜひご覧ください。

概要としては、下記のような構成になっています。

1,救貧と防貧それぞれ制度の定義。
2,基礎年金と報酬比例部分(二階建て部分)が何を担っているのか。
3,既に支払った分の受給権を尊重しながら、ポンジスキームである厚生年金を縮小廃止する概算モデル




講演後音喜多さんとのトークセッション、会場やオンライン視聴からの質疑応答などしました。

そこで印象的だったのは会の性質もありますが、改革を経てどういう救貧防貧制度にしたら良いかについては様々な意見があるものの、厚生年金を廃止すること自体に反対はなかったということです。

こういった部分に、年金制度改革の社会的合意形成の可能性を見出しました。


終わった後は東山あきお 武蔵野市議が幹事で懇親会へ。東山さんとは「減税&規制緩和カンファレンス」の登壇者同士という間柄で、今回私を演者として推薦してくださったうちの一人だそうです。

社保下げ会員の皆様もまた”次世代運動”と同じく医療関係者が多く、それぞれ立ち位置の違った医療現場からのご意見は大変参考になりました。

また参加していた若手地方議員の皆様とも意見交換し、有意義な時間を過ごせました。チヤホヤしてもらえてとてもきもちよかったですが、自分を見失わないように気を付けたいとおもいます。

大変貴重な経験をいただきました。関わった皆様に感謝しつつ、複雑で議論を避けがちな年金制度の理解が深まり、議論が活発になる一助となれたら幸いです。

音喜多さん、私、東山さん


2024年12月4日水曜日

マクロ経済スライド早期終了、3号年金廃止、社会保障加入範囲拡大などの年金議論を見て

11月25日の第21回社会保障審議会年金部会にて将来的な年金改革案が提示された。

直近で導入されそうなのは現状2026年に終了するマクロ経済スライドによる報酬比例部分の調整と関連した、比例報酬部分の調整期間延長と基礎年金調整の早期切り上げによるマクロ経済スライドの2036年終了(21年前倒し)だ。(下図・同資料より引用)

これは要するに「今後の厚生年金の目減りを多くして、基礎年金の目減りを小さくする」と言い換えることができる。そういった改革案は、私たち現役世代にとって有益であるか、反対すべき改悪であるのかを論じてみたいとおもう。結論は個々人違ってくると思うが、判断材料は共有したい。


さて前提のお話として、マクロ経済スライドとはマクロ経済スライド|日本年金機構によると平成16年に決まった制度で、「将来の現役世代の負担が過重なものとならないよう、(略)年金の給付水準を調整」するというもので、ようは将来インフレが起こった場合は年金支給額は引き下げますよという、現役世代の存亡にかかわる素晴らしい制度だ。

この制度があるから官僚たちは「年金制度は100年安心」と豪語する。そりゃ給付を引き下げれば制度は存続するでしょうよ。ウラを返せば現役世代が受け取れる年金は雀の涙ですよという意味でもあるが、とりあえず年金保険料が無制限に上がらないという点では評価できる。

で、当時は想像もしなかっただろうことに実際インフレが起こったため、年金給付水準は引き下げられることが決まっている。だがこのままだと基礎年金が減りすぎるため、国民年金加入者だった高齢者たちの生活が困窮してしまう。そうなるのは自明なのだが、政府の将来予測はいつもガバガバだ。

一方で現状でも低年金・無資産高齢者は年金だけで生活が維持できなくなると生活保護を受給している。

知り合いにインフラ肉体労働系社長がいるのだが、彼の話によると日雇い労働などで私たちの生活基盤であるインフラをマジメに黙々と支えてきた肉体労働者たちは、高齢者になったとき低年金・無資産になりがちだ。高齢になり関節痛や事故等で働くことができなくなった場合、しばしば生活保護申請につきそうという。

そういった観点から考えると、高齢者の困窮を防ぐために重要なのは基礎年金あるいは生活保護であり、厚生年金(比例報酬部分・二階建て部分)はあくまで豊かさである「オマケ」ともいえる。

社会保障審議会の資料によると、基礎年金部分が24.6兆円であるのに対し、報酬比例部分は28.8兆円。「オマケ」のほうが大きいのが現状だ。



もちろん政府は「払った分だけお得」といって厚生年金制度加入を拡大してきた背景があるから、この「オマケ」部分が重要で目減りするのは耐え難いという声は、現役世代からもあがるだろう。

しかし今の年金は賦課方式といって、”いまの高齢者への給付分は今現在の現役世代が支払う”という仕組みになっている。現役世代に支払い側の役割を求めるのであれば、現役世代が不在だった過去に交わされた受給関係について、ちょっと見直してくれないかと声を上げる資格はあるはずだ。

そもそもマクロ経済スライドで基礎年金が目減りすれば、厚生年金加入者の年金も目減りする。どうせ目減りするなら生活困窮者を支えるという本来の目的を尊重したほうが良いのではないか


一方で重大な懸念がある。最初に示した図では基礎年金を維持するために、厚生年金財源の活用あるいは国庫負担率を上昇させると記載がある。これはすなわち増税もしくはサラリーマン厚生年金保険料の増額を示唆している可能性が高い。

現役世代としてはこれ以上の国民負担増 = あらゆる増税は受け入れがたい。もし年金本来の目的を機能させるために基礎年金部分を確保したいならば”増税に徹底的に反対”し、比例報酬部分(厚生年金における二階建て部分)の目減りを加速して対応すべきだと、私は考える。

それを極限まで推し進めた形が、自民党 河野太郎氏が提唱する最低補償年金だ。

全ての国民は最低補償年金(およそ基礎年金と同義)の給付が保証され、二階建て部分はNISAやiDecoへとその役割を譲る

無年金・低年金でも結局は高齢で働けなくなったら生活保護を受給させないわけにもいかないのだから、だれがどれだけ払ったかというのはナンセンスだ。「払った分だけ得をする」というネズミ講そのものの売り文句も、すでにほとんどの労働者が強制加入している現状において役割を終えているだろう。

もし最低補償年金に移行するならば、基礎年金部分よりも大きい報酬比例部分は半減させることができる。その分年金保険料が減額となれば、いうことなしだ。

もちろん今現在年金受給している高齢者や、すでに年金受給間近の高齢者に対する配慮は必要だろう。政府お得意の激変緩和策、テーパリングによるソフトランディングの財源は、年金積立機構がもつおよそ100兆円で良いだろう。

いまの35~50歳代は多少の払い損を生むだろうが、給与所得の源泉徴収の中でも特に大きい年金保険料が減額されるなら、私は賛成だ。

書籍紹介

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