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2021年11月29日月曜日

今年の臨床研修おわり!

こんにちは! 東川口の歯医者 中田智之です。

今年度の臨床研修も終わりました。

とても明るく元気な方で、患者さんとのコミュニケーションがうまく、熱心に口腔清掃指導などに取り組んでいました。

反面、歯の形成などの処置にはかなり慎重派で、本人にもかなりストレスをおかけしてしまった点は反省したいと思います。
これは大学病院側からきいていたことですが、私が卒業するころ既に国家試験対策のために実技実習や臨床研修が削られるということがあり、これが新型コロナ問題でますます臨床に関わる機会がなくなっていったようです。

「比喩ではなく本当に大学で何もできなかったので、ご迷惑をおかけすると思います」とも言われていましたので、我々外部協力型施設側もやりかたを変えていかないといけないかもと痛感しました。


何はともあれ大きな事故やクレームもなく終われたことが良かったと思います。

臨床研修医氏には当院での経験を糧として、今後も上達していってほしいですね。

健闘を祈る!

2021年11月25日木曜日

最近マンガおもしろくない!? イチオシ3選!

こんにちは! 東川口の歯医者 中田智之です。

専門医資料の直しを教授に送ってすっかりバーンアウトしてます。

で、最近妻に勧められてピッコマを入れてみたのですが、なんでも手に入るんですね!

最初は無料マンガを「待てば0円」で読んでいたのですが、いまはメジャー誌の試し読み&電子購入ツールと化しています。ユーザーインターフェースがとても良い


バーンアウトして虚無状態の俺が、ついうっかりアラフォーの財力で無限にマンガ読んでも仕方ない環境が整っている。


ということで(?)ここ数日で読んだ面白かったマンガを紹介します!(語りたいだけ)

「TSUYOSHI 誰も勝てない、アイツには」

私がスポーツ系を読むのは稀ですが、これは格闘技マンガの形態をとった異能バトルなので大丈夫です(?)

登場人物たちそれぞれがけっこう重いものを抱えて、それを背負って戦っていくんですけど、主人公だけ悩みの方向性が違うんですよね。

このギャップが面白くもあり、現実と非現実のコントラストにもなっている。そして一番のフィクション設定である主人公へ深く感情移入できるーー。

あんまり汗臭すぎないのもいいところですね。血なまぐさい





「2.5次元の誘惑」

エロマンガかとおもったらスポ根だった

なにを言っているのかわからねーと思うが、こんなに感動した漫画は久しぶりです。

特に7~8巻は常時泣きっぱなし!!*中田はバーンアウトしており通常の精神状態ではない可能性があります

表情の書き方うますぎだろー!! とにかく熱いっ!! これは燃えマンガだ!!(断言)





「ダンダダン」

タイトルからは何も伝わらないマンガNo.1。

なんだよダンダダンて。本編でタイトル回収したら尊敬するわ(ここにフラグを立てておく)

まだ2巻しかでていないですが、ブッチギリのスピード感とダイナミズム

2巻冒頭のカニ大暴走のスケール感よ! これはufotableでアニメ化すべき!!! 俺には見えたねっ!!(脳内アニメ化)






なお11月30日には専門医資料の教授からの打ち返しがあって、そこから12月10日提出期限まではデスマーチ進行。(そして3日後サキシル締切

見えねぇ、先の予定なんて見たくないんだよっ!!

2021年11月23日火曜日

得意分野を集めよう。地域の「歯科歯科連携」に関して

こんにちは! 東川口の歯医者 中田智之です。

日常診療している中でも、自分のスキルや設備では難しいと感じることがあります。

私自身、もちろん一般開業医として一通りのことができますが、正直言うと根の治療に関する高度な技術は持っていないと思います。インプラントもやりません。

特に根の治療というのは、「虫歯で痛む歯の神経を取って痛くなくする」は多くの人ができる治療内容ですが、「以前神経を取った歯が痛む」場合は、困難な治療内容となるケースが多いです。

こういう時は歯内療法に関する専門性をもつ歯科医師に紹介したほうが、適切な治療期間でちゃんと治るし、治るか抜歯が必要かもよりきめ細やかな判断ができると考えています。

実際現時点では年間数名程度、私では治しきれない根の治療について大学病院にいってもらっています。

しかし大学病院も都内なので、これを地域の歯科医師間で得分野を持ち合い、相互に紹介しあって患者が適切な治療にたどり着くよう連携しようというのが、「歯科歯科連携」です。

(関連拙稿)

しかし地域で紹介するということは遠方の大学病院に比べ通院というアクセシビリティで優位性をとれないので、嫌な言い方をすれば紹介した先を患者が気に入ってしまい戻ってこなくなるリスクを抱えます。

また特に私の専門性である歯周病に関しては、外科で、などのアクティブな治療期間の後、再発防止のために生涯にわたってメインテナンスと呼ぶ定期受診が必要になります。

これは義歯治療やインプラント治療に関しても同様で、歯の神経を取る治療に比べて明確な終わり、患者さんをかかりつけ歯科医にお戻しするポイントがないのがネックでした。



この問題に関して勉強会で師匠(関野愉准教授)から良いアイデアを貰ったなと感じたのは、留学先の北欧では「歯周病専門医の仕事はメインテナンスしやすい状態まで治療をすることで、メインテナンスは紹介元のかかりつけ歯科医で行う」という形になっているという話でした。

かかりつけ歯科医がメインテナンスできる水準を担保できるからできる仕組みだ、などという意見もでましたが、私だったらその患者さんのメインテナンス方法について詳細な情報提供とともにかかりつけ歯科医にお戻しすると思います。

それが紹介元歯科医院のメインテナンス水準向上の一助になれば地域住民の健康への寄与となりますし、私自身も歯の根の治療の専門医や、矯正専門医から診断のポイントなどを学ぶ機会にもなると思います。


既に日本歯科専門医機構などで専門医に関する質の担保や統一ルールなどがまとめられつつあります。この取り組みへの是非はありますが、「歯科分野における広告可能な専門資格」などという線引きもあることから、それに準じた形で地域歯科医師会内で紹介可能な歯科医院のリストアップなどをしても良いのではと考えています。

大学病院への紹介が可能な地域ではありますが、実感としてドクター次第で当たりはずれがあると感じていますし、顔と人柄を知っている相手でこそ信頼して紹介できるというものです。

個人的な取り組みとして、かかりつけ歯科医として自分で解決不可能な問題には、きちんと紹介をすることで責任を持つ、目利きの役目もあると考えています。しかし個人で持てる人間関係には限界があるので、患者さんの通院圏の観点から地域単位でそのような取り組みができたら良いのでは、と考えています。

またこれを発展させて医科への紹介も、よりしやすくなるといいなと考えています。

特に舌痛症や感覚異常に関しては二次医療機関でも十分な医療体験を患者さんに提供できているとは感じられず、きちんと向き合ってくれるセクションがないものかと感じています。

2021年11月15日月曜日

スーパー技術者現る。そういう人が評価される社会がいいね

こんにちは! 東川口の歯医者 中田智之です。

先日医院内の内線電話の工事をしてから、院長室で全然ネットにつながらなくなってしまったので、業者さんに来てもらいました。

そこでスマートに解決してくれたのが、少し幼さすらのこる20代の技術者 Iさん!!

上司からも篤く信頼され「Iさんを連れて来ればとりあえずなんとかなる」と言わしめる実力派です。

俺のパソコンが見たこともない動き方してた


これまでは医療器械とかが壊れてやってくる技術者さんはおじいちゃんと相場が決まっていて、稼働歴40年にもなる旧式診療チェアをいつも修理してくれる方などが「〇〇さんがいればなんとかなる」のポジションでした。

*7台稼働している診療チェアのうち2台は昨年新しくしたので、大丈夫です。いやべつに稼働歴40年の椅子だって大丈夫ですよ?


技術者の高齢化や継承などについて危ぶむ声もありますが、新しい分野には若い技術者がしっかりおられるんだなと頼もしくなりました。

この方がおじいちゃん技術者になるまで、どれだけの付加価値を生み出すのだろう

そういう方が適正な待遇を得られ、本人が望むのならばより大きな役割を担える社会になればいいなぁと思いました。


お陰様で通信環境は快適に。これでバリバリ発信できますよ!

2021年11月11日木曜日

広まれ! 虫歯予防の新常識

こんにちは! 東川口の歯医者 中田智之です。

虫歯予防、とくに子供の予防に関して信頼する歯科医師が、「歯とお口の新常識」としてわかりやすい発信をしていたので共有します。


情報というのは「最初に聞いたものを信じてしまう」「あとから覆すのは難しい」という特徴を持っています。我々中堅歯科医師の悩みは、昭和の時代に根付いた歯科情報が見直されることなく残ってしまうということです。

中には最新のデータに基づくとかえって害のある考え方も。

いままでは昔の情報も敬意と忖度をもって表立っては否定しない、という考え方も強かったと思いますが、それでは不十分。

はっきりと否定して、新しい情報に上書きしていく必要性を痛感しています。

高齢の歯科医のこれまでの活動についてはリスペクト、古くなり意味を成さなくなった考え方にはハッキリと否定。これが口腔衛生を前に進めていくのに必要なスタンスかなと思います。

私もこの表に書いてあることは非常に重要だと思いますので、子育て世代のみなさんのご参考になればと思います。