SNSボタン

FB連携SDK

2022年10月27日木曜日

就学時健康診査&鳩ヶ谷3才児検診にいってきました

こんにちは! 東川口の歯医者 中田智之です。

先週は2件も公的健診に行ってきました。診療時間の短縮もあり、ご迷惑おかけいたしました。
就学時健康診査では80余名を2人の歯科医で検診。

一学年の人数としては少な目ですね。年々減少しているとのことです。

記入アシストについてくれた先生と話したところ、この人数だと1クラス20数名になるだろうと。昨今の先生の感覚では「理想的な授業ができる人数」だそうです。

私が小学生のころは1クラス40名くらいいましたよね。その10年後くらいから、大幅に一クラスの人数が減り、一人一人に手厚い授業ができるようになっているそうです。

で、今回アシストしてくれた先生は同年代だったんですが、なんとなくそんな気がして話題を振ってみたらベーシストでした。やはりバンドマン同士は引かれ合ってしまうのか。

話を聞くかんじメチャクチャうまそうでしたが、就職以来やっていないということで、またやる気がでたらぜひセッションしましょうと勧誘しました。

あ、いや検診は真面目にやったし、スポーツとむし歯予防なんていうコアな話題も話しましたよ。俺たち、まじめです。話した論点はだいたい下記にまとまってます。



もう一つの3才児検診はいつもより盛況。

コロナで集団ではなく医院での個別検診ができるようになったので、この2年間やや寂しいかんじがありましたが、今回はコロナ前並みの忙しさでした。

こういう検診で今時はなにか見つけたら一言二言アドバイスをするようにしているのですけれど、一期一会だからテーマ選びが難しいですね。

初期むし歯がある。歯みがきがうまいからプラークが主なリスクではない。そうなるとフッ化物を適切に使っているか、食習慣が原因かのどちらかなんですが、どっちが必要か瞬時に判断しないといけない。

しかも検診なのでかけられる時間は限られている。せっかくの機会だから、良い体験となって欲しいと思うけど、その話題選びで正解だったかは後から振り返って心残りなときもありますね。

2022年10月20日木曜日

[Liveでてみた] FUEL FOR Live 15 @ 川崎セルビアンナイトに参加しました!

こんにちは! ゆるゆるバンド ラドリーズのドラマー 中田智之です。

今回は主催者のご厚意で激ウマハードロッカーたちの宴(サバト)に、参加させていただきました!
ベーシストのあゆむさんが常連さんらしいんですよね。

はっきりいってこのレベルで参加してよかったのかはよくわからないし、
箱でかすぎて正直ビビりまくっていたけど、やると決まったからにはやるっきゃない。
エイヤーとやってまいりました!



緊張のせいで出だしワンコーラスミスが酷いですが、そっから先ドラム的にはノーミスで行けたかなと思います。テンポがあやしい? 俺に何を期待してるんだ。

振り返ってみると今回の無茶振りのようなライブ参加、すごく成長する機会になりました。

1,テンポスピード190でもイケる自信がついた
2,バスドラのダウンアップ奏法がだいぶ実用的になった
3,手の2連もテンポスピード170くらいまでなら実用的

ありがたいことにまた来てねとお声がけもいただき、温かいオーディエンスに恵まれ幸せな時間を過ごせました。

その後の恩返しも込めて全バンドへ感謝のヘッドバンギング&モッシュを行ったら首がぶっこわれた。
*ライブは安全と健康に配慮して楽しみましょう!*

2022年10月13日木曜日

[地域誌掲載] 小さい子供と歯ミガキ粉

こんにちは! 東川口の歯医者 中田智之です。

9月22日発行の川口地域情報誌 マイシティじゃーなるに記事が掲載となりました。

マイシティじゃーなるには川口歯科医師会から月1ペースで寄稿しており、この度その枠組みの中で書かせていただいた次第です。まいしてぃジャーナルは川口地域読売新聞の折り込み、もしくは市営図書館などからご覧いただけます。

電子版がないこと、転載許可を頂いていることから、下記に全文掲載いたします。

小さい子供のハミガキについてはクリニックでも良くご質問いただくテーマですので、皆様の参考になれば幸いです。

ーー以下本文ーー


保育園の検診に行くと必ず聞かれるのが、歯ミガキ粉の使い方です。子供の歯の健康は気になるけど、飲みこんでしまうのが心配…。その気持ちも、よくわかります。今回は厚労省も推奨する最新の歯ミガキ粉の使い方をご紹介しましょう。

むし歯学の進歩によって、歯ミガキ粉に含まれるフッ化物の活用が健康維持に最も重要だとわかってきました。未就学児なら米ツブ1個分の歯ミガキ粉を歯ブラシにのせ、まず上の前歯、次に上下の奥歯を優先して磨きます。その後うがいや飲食はせず、フッ化物をお口に長時間滞留させます。

フッ化物は多少のみがき残しも貫通して歯の再石灰化を促し、むし歯リスクを減らします。かかりつけ歯科医から特に必要と言われていなければ、糸ようじ等は使用しなくて大丈夫。これらの知識があると子供の歯みがきはグッと楽になります。毎日することだからこそ「不要なことはやらない、やるべきことは徹底的に」というのが、最新のむし歯予防のコンセプトです。

小さい子供は歯みがき粉を飲み込んでしまいますが、健康上の問題はありません。フッ化物は日本茶に多く含まれている成分で、人体を構成する元素のひとつです。もちろんお塩や砂糖と同じく過剰摂取すれば害となるので、未就学児には900~1000ppmFと濃度表示がある歯ミガキ粉を使用し分量を守ってください。適切な使用量は年齢や発育によって変化するので、詳しくはかかりつけ歯科医へご相談を。


2022年10月6日木曜日

アメリカの民間医療保険、高齢者医学会の血圧への見解など。産業医講習会2日目

こんにちは! 東川口の歯医者 中田智之です。

先日産業医講習会にいってきましたが、その中で印象に残る内容がいくつかありました。講演内容には触れないようにしながら、関心のある部分を備忘録としてまとめておきたいとおもいます。


1,根拠のある予防医学で支出抑制する米国の民間保険制度

以前より関心のあった米国の民間保険制度についてHMOという単語を知ることができました。

米国の民間医療保険においてネットワークという概念が重要で、HMOはネットワーク外では医療を受けられずかかりつけ医も指定される、対するPPOはネットワーク外の医療機関も割り増し価格で受けられるという差異があるようです。

またHMOでは100人単位の疫学研究者を雇っており、医学統計に基づく保険設計をしているようです。

アメリカでは民間医療保険同士で競争原理が働いているので、より安価により充実したサービスを提供して保険加入者を募る必要があります。

そのためには保険支出を減少させる必要がありますが、そのために効果が明らかな予防医療を給付サービスに含める施策を行っているようです。

当然効果の小さい予防医療を提供しすぎれば保険者は競争力を失い淘汰されていきます。

米国におけるEBMの充実にはこういった自由市場を活用した合理的な保険制度があるからなのでしょうね。

日本のように国家が運営する単一の保険医療制度では競争原理が働かないために、提供サービスの取捨選択が政治・学術におけるパワーバランスに影響され停滞します。結果的に肥大化していくのが構造的帰結点となっており、私としては米国に大いに見習うべきだと考えています。

ゆえにいまの日本の皆保険制度下で「支出を削減するための予防医療」を導入していくのは、極めて慎重であるべきだと思います。



2,高齢者の目標高血圧

何かと議論の的になっている高血圧水準ですが、日本老年医学会にソースがあるということで見てきました。下記に共有します。

P65~74歳には140/90 mmHg以上の血圧レベルを降圧薬開始基準として推奨し,管理目標140/90 mmHg 未満にする.(推奨グレード A) 75歳以上では150/90 mmHg を当初の目標とし,忍容性があれば140/90 mmHg未満を降圧目標とする.(推奨グレード A)日本老年医学会雑誌第54巻第3号 P.271

高血圧コントロールによる寿命延伸効果は、50代以下では明らかです。一方で前期高齢者・後期高齢者における対応は意見が分かれるところがありました。

加齢により血圧は自然に増加しますが、このガイドラインに基づくと多くの方が高血圧治療が不要になると思います。またガイドライン内では血圧の下げ過ぎによる副作用への注意喚起もありました。

とはいうものの医学的状態は血圧のみでは判断できず、他の検査指標もあわせて個別の総合判断が必要です。診察を受けたこともない歯医者のブログにかいてあることより、あなたの状態をよく理解している主治医を信用しましょう。