SNSボタン

FB連携SDK

2020年4月22日水曜日

にわキャン△

こんにちは! 東川口の歯医者 中田智之です。

先日子供たちとにわキャン△してきました~。

妻の実家の庭が広くて、こういうときありがたいです。



ピクニック気分で風を感じながらB6くんで炭火焼き+サンドイッチという予定だったのですが、思ったより暑くて屋内に避難。

既にB6くんは着火済みだったので、練炭事故にならないよう換気しつつ屋内で楽しみました。


ファイアスターターとティッシュペーパーと割り箸で安定してロゴスラウンドストーブミニに着火できる俺すごい。(←誰も褒めてくれない)



みんな散髪屋に行けてなかったのですが、ハリウッドセレブもいま自分で髪を切っている、という妻からの情報でやってみることに。なんで妻がハリウッド事情に詳しいのかはナゾ。

義理のお母さんフツーに散髪うまいです、ありがとうございます。


シャボン玉やったり、玉蹴りしたり…。 子供たちにとっては却って、こういうほうが良い思い出になるかもしれませんね~。

2020年4月20日月曜日

アゴラ レギュラー執筆陣になりました!

こんにちは! 東川口の歯医者 中田智之です。

この度、アゴラ 言論プラットフォームレギュラー執筆陣に加えていただきました!!



アゴラと言えば、池田信夫氏や八幡和郎氏をはじめ、藤巻さん、宇佐美さん、音喜多さん、田中紀子さんら、素晴らしい執筆陣が参加しているミドルメディアです。

どの記事も大変参考になり、勉強させていただきました。

大学院時代などは、毎日ほとんど全ての記事を読破していたほどのアゴラファンです。(*大学院生は論文読みましょう



そんな中で医療制度や社会保障制度について日頃思っていることを投稿したいと思うのは、高校時代文系部編集長としてラノベという黒歴史を大量生産していた流れから当然の成り行きだったかもしれません。

そんなこんなであれよと10記事掲載となったところで、レギュラー執筆陣として個人アーカイブページを作りますというお知らせが来ました。


大 感 激 で す !!


アゴラ 言論プラットフォーム 中田智之

画像や肩書、簡易プロフィールはいずれ修正をお願いすると思いますが…。

いまアゴラはコロナ関連でアクセス数爆増しており、繋がりづらくなるということでバッタバタだと思うので、少し落ち着いてからにします。



このように文章で活躍できる機会をいただけたのは大変光栄です。

ツイッターやFBでディスカッションするときも、よく自分の記事は「考えをまとめたパッケージ」として引用するので、その時ゲストオーサーではなく、きちんと名前がクレジットされているのは単純にカッコイイですね♪


とはいえ今後もレギュラーの名に恥じない発信をしないといけないと思います。
気を引き締めつつ頑張りたいと思うので、今後も応援よろしくお願いいたします!


田尾さんからのメッセージが嬉しかったので記念に…


2020年4月18日土曜日

4/20以降の診療体制について

こんにちは! 東川口の歯医者 中田智之です。

緊急事態宣言をうけ来週より当面の間、下記のとおり診療体制縮小を行います。
ご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。



診療時間について
月・金
平常通り 9:00ー19:30
*受付終了間際にお越しの場合は、予めご連絡いただければ幸いです。


午前のみ 9:00ー12:30

水・木・土
時間短縮 9:00ー17:00



診療内容について

1、定期健診、歯周病・義歯メインテナンス
情勢が落ち着き次第お越しください。

2、川口市歯科検診事業
川口市歯科医師会の方針を受けて当面中止といたします。

3、その他診療
通常通り行っておりますが下記症状がなく、延期しても差し支えないと歯科医師が判断したものは、処置後延期をお願いしております。
痛みがある・食事ができない・義歯や歯の破損など、日常生活に支障をきたすもの



電話診について
受診に関して判断が難しい場合は、お電話にて対応いたします。
下記電話番号におかけください。
*受診勧奨に留まらない複雑な対応が必要となる場合は電話診料を頂く場合がございますので、予めご了承ください。
Tell: 048ー295ー3551



感染防御について
来院患者の皆様とスタッフを守るため以下の対応をしています。

1、診療室入室時点で過去2週間以内に発熱、せき、呼吸困難、強い倦怠感、味覚嗅覚障害がないか確認させていただいております。
これらがある場合、歯科症状によっては発症日から2週間後まで処置を延期させていただく場合があります。

2、スタッフに対し、出勤前の検温を行い、発熱がある場合は休むよう指示しております。

3、処置開始前に1%過酸化水素での洗口をお願いしております。

2020年4月15日水曜日

システマティックレビューでメタアナリシスしよう!

こんにちは! 東川口の歯医者 中田智之です。

今日は、ついについについに!歯周病学講座勉強会でのシステマティックレビューを作ってみようという課題が(だいたい)終わって、一連の作業方法もわかったので共有しようと思います!

これを読み終わることには、なんとメタアナリシスが分かるようになる!という効能があります!

システマティックレビューにおけるPRISMAに則った論文検索から採用の流れまでに関しては、そんなに分かりにくくない部分なので割愛します。リクエストがあったら書きます!



1、システマティックレビューとPRISMA宣言


いま医療業界で注目されている(いた?)システマティックレビューですが、EBM(エビデンスに基づいた医療)の根拠となる質の高い論文、というところはご存知のことと思います。

しかし実際にエビデンスレベルの高い論文というのは「RCT(無作為割付を伴う介入試験)のシステマティックレビュー」なので、実はレビューした結果Case-controlしかないとか、前向きだけどChortだとかいう場合はエビデンスレベルのランクに入りません。

あくまで総説として参考にする、という扱いになります。

それでも作成する過程においてどのレベルまで研究が進んでいるかわかるので、推奨度をアウトプットできるので、非常によく作成されます。



システマティックレビューの手順がPRISMAとしてコクラン(イギリスの研究機関)より明示されて以降、システマティックレビューの本数は爆発的に増えています。

中には正直言って粗悪なものもあります。

そして実際自分で作ってみて強く感じたのは、ちょっとした匙加減でいくらでも結果をコントロールできるということです。

「そんな不確実なものではエビデンスとしてどうなの!」というツッコミが入りそうですが、ここがPRISMAの良くできているところで…。



PRISMAに基づいて作成されたシステマティックレビューは、その手順全てが検証可能です。

だから結果に違和感を感じたらメソッドの部分をチェックする。それで「ああ、このシステマティックレビューはここがダメなんだな」あるいは「都合が悪いから記載を避けたな」ということがわかるということですね。

(参考)PRISMA日本語版
https://www.jstage.jst.go.jp/article/johokanri/54/5/54_5_254/_pdf/-char/ja



そうであれば、システマティックレビューが急増する中、もはやその結論部分を額面通り信用するというのは危ない、ということになりうるかもしれません。

PRISMAの適正運用ができているかチェックをしていき、時に孫引きして自分自身で納得する結論につなげなくてはならないのかもしれませんね…

そんなめんどくさいこと毎回しないけど。コクランかNIHが言ってれば鉄板でしょ
(実際、無名の研究機関や、個人名義のシステマティックレビューには注意深く対応すべきかなとは思いました)





2、システマティックレビューとメタアナリシス


さて、PRISMAに基づいて手順通りオンラインサーチを用いて既出論文を集めて推奨度を判定するのがシステマティックレビューである、と分かりました。

ただのレビューとの違いは、既存のレビューがいわゆるポエム好き放題書いていたのに対し、PRISMAという一定の流れに沿って検証可能の論文として書いている「システマティック」だというわけです。

ではよく混同されがちなメタアナリシスとは何でしょう。



システマティックレビューには、最終的に採用した論文に対して、「質的統合」と「量的統合」という結果を出します。

質的統合というのは、集めたはいいものの実験計画がバラバラなので、とりあえず文章的にまとめるしかなかった、あるいは量的統合できなかった部分について評価するといったものです。ようは感想文ですね。

量的統合というのは各論文の共通する指標にを抽出して、統計的に統合することです。統計(アナリシス)を上位(メタ)統合するので、「メタアナリシス」です。



つまり、システマティックレビューは論文の形式を示す用語で、メタアナリシスは統計解析方法を示す用語、ということですね。

「システマティックレビューでメタアナリシスとしてフォレストプロットを作成した」を置き換えると、「Case-control研究でサバイバルレートの比較としてCoxハザード回帰分析を行った」とか「RCTでマンホイットニーU検定をボックスプロットで示した」とか、そういうノリですね





3、フォレストプロットしたい!


そういうわけでメタアナリシスの代表格がフォレストプロットです。これは皆さんにとっても良く目にするリザルトの様式だと思います!

もし文献数が多い場合は出版バイアスを疑ってファンネルプロットすべきですが、今回は割愛します。



このフォレストプロットですがExcelでは作成できません。使用されることが多いのは、統計分析フリーソフトRです。

(参考)統計分析フリーソフト R
https://statistics.co.jp/reference/software_R/free_software-R.htm

しかしながらこのRというソフト、DOS/Vプロンプトばりのコマンド方式UIで、臨床歯科医という現場の人間にはツラい…!!

それをなんとかWindows95的なグラフィカルUIにしてくれるという神対応をしてくれたのが自治医科大学です。その名もEasy R、フリーソフトEZRです。

(参考)無料統計ソフト EZR ー 自治医科大学
http://www.jichi.ac.jp/saitama-sct/SaitamaHP.files/statmed.html



マウスが使えればこっちのもんだぜ! ということでエクセルで作ったデータをクリップボード経由でインポート。「統計解析」 → 「メタアナリシスとメタ回帰」と進んで、適切な解析方法を選ぶ。これで前出のフォレストプロット図が得られます!







4、量的統合するためには解析法を揃えなければならない


ではインポートするエクセルデータをどう作るかですが、PRISMAに沿って採用した論文の中から、量的統合をするために、同じような評価基準、同じような統計解析を抽出する必要があります。

場合によってはデータから自分で統計しなおしたり、分母分子を逆にして再計算しなおしたり、という場合もあります。



たとえばリスク比(RR)とオッズ比(OR)にはRR=OR/[(1−P0)+(P0×OR)という換算式があります。

この換算式は有名なものだから使用して良いのですが、あるシステマティックレビューにはハザード比(HR)とリスク比(RR)は近い性質を持つので、HR = RRとする、なんてこともやってたりしてます。

「近い性質を持つ」というのはあながち間違いではないのですが、計算式が違うのにイコールで結ぶのはいくら何でも乱暴じゃないかな! そのあたりをどうとらえるかで、システマティックレビュー全体の信頼性を判断する、というのが必要になってくるのだと思います。



ということで今回はCase-control studyで、主な結果はカプランマイヤーの生存曲線で示されており、そこからCoxハザード回帰分析にてハザードレート(HR)という形でアウトプットされている文献のみを量的統合の対象としました。

残念ながら1件の論文はChort studyでリスク差をアウトプットとしていたため、これは質的統合のみに回すこととしました。この文献はIPTWという、これはこれで味わい深い解析法を採用しているので、またの機会にまとめたいと思います。



というわけで、とりあえず量的統合に採用する論文のHRと、95%CIの最大値さえわかればフォレストプロットが描けます!

その数値でどうやってeffect sizeとか異質性が算出できるのかはサッパリわかりません!
また次の機会に勉強したいと思います!

2020年4月7日火曜日

やってみたオンライン飲み会!

こんにちは! 東川口の歯医者 中田智之です。

同級生の埼玉県開業歯医者Aの提案で、同窓有志によるオンライン飲み会を開催しました!



大学を卒業していた頃はピチピチの臨床研修歯科医だった我々も、干支が3周する年齢にもなりまして、それぞれ地元に戻ったり、所帯をもったり、開業したり…。

特に地方組にはなかなか会えず… という中、オンラインならば場所も環境も問わず(腸炎でダウンしていた約1名を覗き)奇跡のフル出席です!



それも子供が乱入したり、奥さんが登場したり、なぜか庭で焚火をしながら参加したり、干支が3周したオッサンたちが新しいオモチャにはしゃいで飲み語りました。



そんなこんなで楽しかったのですが、スカイプでのオンライン飲み会はちょっと音飛びやカクつきが多く…。

以前ZOOMを体験していたので、あっちの方がいいのでは、と感じていました。




中座も途中参加も自由で、なんだかんだダラダラと4時間近く…。

コロナの影響でこのあたりは強制的に未来になりましたね。



そんな中、師匠の鳥仙人からオンライン飲み会ツール実験会のお誘いが…!

たくのむ ー オンライン飲み会サービス
https://tacnom.com/




こちらはChromeが動くPC/タブレットであれば、ブラウザで完結するので非常にお手軽でした。

しかしスマホは対応しきれてないのか、環境によっては難しく…。一長一短ですね。



簡単なまとめ

スカイプ:PC/スマホにバンドルされていることが多く使いやすいが、映像・音声ともに低クオリティ

ZOOM:映像・音声・同期すべてが脅威の高クオリティ。オンライン会議会の黒船。ただしセキュリティの脆弱性は政府から指摘されており、ビジネスユースは考慮の必要あり。無料の場合は40分ごとに再入室の必要あり(そんなに難しくないとのこと)有料で制限解除。

たくのみ:ZOOM並みの高クオリティで、Chromeが入っているPC/タブレットを持っているという条件なら最も簡単。ただしiPhoneやAndroidだとハードルが上がる(不可能ではない)途中で一瞬英語表記になるので、英語アレルギーのあるメンバーには注意。なおセキュリティは皆無。

Microsoft Teams:ビジネスユースならばやや優勢。恒常的なテレワーク体制を構築する予定なら一考すべきか。



以上、オンライン飲み会おもしろいよ! って記事でした!

2020年4月2日木曜日

非常勤歯科医師のご退職、歯周病診療体制の構築について

こんにちは! 東川口の歯医者 中田智之です。

3月いっぱいで25年の長きにわたり、中田歯科医院の土曜診療をささえてくださった非常歯科医が、還暦を機にということで退職となりました。

歯周病専門医であり実力を鑑みても、中田歯科医院にはもったいないほどの歯科医師でした。

歯周病治療だけではなく様々な勉強をさせていただき、いくら感謝しても足りないと感じています。



今後中田歯科医院の歯周病治療は、歯周病学会認定医である私、中田智之が継続していきます。



さてこの機に過去を振り返ると、歯周病治療のクリニックへの導入の難しさというのを思い起こしました。

歯周病治療というのは1980年代に確立し、国内で普及したのはそれ以降です。

父である現院長の歯科大在学中には歯周病学という学科は存在せず、父の卒業後数年して歯周病学講座創立、その初代大学院生が私の指導教授です。



歯周病治療というのは本格的・専門的に実施しようとすると、患者さんとの長期的な関わりが前提になってきます。そのため歯科医院全体…衛生士やアポイント担当者を含めた歯周病治療への理解が重要と考えています。



口腔外科などに関しては単発の処置が多いので、非常勤専門家の専門家であっても活躍することができます。

しかし歯周病に関しては長期的に来院するので、患者さんとのアポイントがとりやすいかどうかや、緊急で代わりのドクターが入ったあとに次回来院をどうするか等、さまざまな配慮が必要になります。

非常勤という限られた日数、スタッフに指示を出しにくい立場でイニシアチブをとれるか、というと難しい課題です。


それは私も非常勤で努めた経験から、感じることでした。



結論として、専門的歯周病治療をしていくためには医院単位でのシステム作りが必要だというのが私の意見です。

そうなると非常勤という立場では院長がどれだけ理解してくれるかという部分もあるし、スタッフに歯周病専用の対応セットをつくって、1国2制度のようにするというのもハードルが高いです。



結局は専門医が院長になってシステムごと作るのが最も現実的のように感じます。

私は既存の診療体系を歯周病治療ができるようにアジャストするのにものすごく苦労しました。

医院をゼロからつくる苦労というのは大いにあると思います。しかしこういった診療システムの抜本的変更の取り組みは、いま振り返るとむしろ最初から作ったほうが楽だったかもしれないと感じています。その苦痛を理解し、共に乗り越えてくれた当院のスタッフは、極めて優秀だと自信をもって言えます。



さて歯周病専門治療の実現がクリニック単位で、マルチディシプリナリーな対応を地域単位で実現するモデルを想定すると、歯科歯科連携のテーマになってきます。

患者と半永久的につきあっていく歯周病治療において、患者をもとの医院にお戻しするのはいつになるのか、再発した際の対応はだれがするのか…。難しいテーマだなと感じています。