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2022年1月8日土曜日

ツイッターでの発信、炎上対策をどうするか

こんにちは! 東川口の歯医者 中田智之です。

最近医療関係からの発信が活発になってきました。

一方で発信によるリスクを心配する声や、「炎上」が怖いという質問を受けたので、普段私が心がけていることをまとめました。


1,事実関係をしっかり把握する


医療分野に関してはエビデンスということになりますが、論拠を大手新聞、査読付き学術論文、政府文書に立脚することでリスクを避けることができます。

これらは事実関係を担保したものだからです。

もちろん時間の経過とともに新聞記事もしくは学術論文、政府見解の間違いが判明した、ということもあり得ます。

その場合でも「情報は変化するもの」なので、最低限の裏どりは前提としてその時点の発信としては仕方なかったとし、事後に適切に訂正すればよいでしょう。



2,リスクマネジメントの基礎を覚える


よく「謝罪会見」などもありますが、あれは「リスクマネジメント」という一定の様式に基づいています。

グーグルで調べれば多くの情報がわかるので、詳細は専門家の発信を参考にしてほしいと思います。

もし発信が炎上しても、炎上対策のリスクマネジメントをきちんと行えば、早期解決を図ることができます。

また、もしSNS上での炎上が実業に悪影響を及ぼす場合は、お金がかかることですが法的手段をとることも可能です。

法的手段といっても悪質なSNS投稿の削除要求程度なら顔を合わせる必要もありません。

最終手段の切り札として、インターネットにつよい弁護士さんの名刺は持っておくと良いです。歯科医師会と契約している弁護士は医療訴訟が専門なので、ネット対応としては専門性があるか難しいところです。



3,ブロック&ミュートを使い分ける


SNSで言い合いになった時、相手の反応がいつ来るかヤキモキするのは精神衛生上よくないことです。

まずここまでの「事実関係の整理」「リスクマネジメント」ができたら、もうその相手と交す言葉はないので、ミュートしてしまえば良いでしょう。

必要以上に返信するのは、余計なことを言ってしまったり、相手にさらなる燃料を与えることになります。

また、相手が人格否定・ハラスメント・暴言に類するリプライやリツイートをつけた場合は、リツイートにてそれらは「違法行為であるためブロックする」、と宣言してブロックするのが良いでしょう。

SNS炎上対策の専門家の話でも、数名をブロックすると鎮静化するなどという話も聞きます。


以上、まずは自分自身が発信性に正当性があると確信していることが重要です。

その時点での事実誤認などがない、という前提であれば、胸をはって堂々と発信していけばいいと思います。

それでも炎上してしまうのは、発信に何らかの手落ちがあったとか、言う必要のないことまで反論して相手に燃料を与えてしまっているということです。

以前のようなネットリンチは減少しており、多くのひとが冷静に発信元の正当性と、その後のリスクマネジメント・初期対応を注視しています。

もちろん反論を含め嫌な思いをするリスクはありますが、それは発信する以上避けては通れないものです。

あなたの持つ情報や知識が公益に資するものと考えるなら、上記を踏まえて胸を張って発信していく胆力をもつことが、大きな社会貢献に繋がっていくと思います。