昨年末より論文、専門医、勉強会のシステマティックレビューとリターチャーレビュー、サキシル原稿と綱渡りのスケジュールでしたが、なんとか落ち着いてきました。
いま積んでるタスクは勉強会での症例検討会のためのケープレ(兼、専門医プレゼン)づくりと、来月分サキシル原稿といったところです。
まずは定式に則ってやれば終わるケープレ作りから始めていますが、けっこう好きなんですよね。基本ではありますがケープレは、なるべく画像資料だけ提示して、文字を書かないのが重要。
入局したての方だと画面の内容を読み上げるだけになっている方がいますが、読み原稿とプレゼン資料は分けるべきです。
しかし現実として講演会などで歯科医のプレゼンでそうなっていないことが多いのは、ロールモデルがお役人さんの資料説明とか、講義のプレゼンとなっているからだと考えています。
保険改定説明会などでお役人さんのプレゼンを官僚のプレゼンをみることは多いですが、これは「もれなく書いてあること」が最重要で、相手が理解しやすいかというのは二の次。むしろ理解するよう読み手側で努力しろ、という部分があります。
分かりやすくプレゼン内容を絞るというのは、自分の意図を踏まえて取捨選択するということ。情報提供として取捨選択するのは、官僚自身の価値判断を容認するということになるので、官僚のプレゼンが見づらいのは仕方ないことではあります。
また授業や講演の資料はハンズアウトを配布することを前提に作られているので、やはり「抜けが無いように」作られることになります。後で見直して勉強しやすいか、という観点ですね。
本当はハンズアウトではなく、よりメタな視点でまとめられている教科書を読むべきだし、講義中重要だと思うことはノートを取るべきです。全ての授業のハンズアウトをファイルにいれるとトンでもない量になり、後で見直すかというと疑問。
でも今時の学生はハンズアウトを配布しないとクレームをつけてくるのが現実。ハンズアウト読むなら教科書じっくり読みこんだ方が勉強になるのになぁ、と個人的には思います。