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2023年5月29日月曜日

高松の学会で症例ポスター発表! 予約なしノープランでどこまで楽しめるか

こんにちは、東川口の歯医者 中田智之です。

先週末、香川県高松市で開催された歯周病学会学術大会で、症例ポスターは発表をしてきました。

歯周病専門医は5年毎の更新申請において、学会での症例発表が求められています。ようはノルマなのでやらなきゃイカんというわけです!

もうちょっと近場の学会なら交通も楽なのですが、「やらなきゃいけないことは速攻片づけておきたい」性分なので、四国まで行ってきましたよ。


コロナ騒動でオンラインではないリアルの学会参加も久しぶりです。普段はコスパタイパ最強の交通手段夜行バスでいく私ですが、あいにく14時間もかかってしまうようなので、今回はさすがに飛行機で行くことにしました。

国内だとどんなに長くても2時間で到着しちゃうので、どうにも味気ないんですよね。

とはいってもすごく久しぶりのフライトだったので、わりとはしゃいで乗ってました。

自分、学会ごときで旅の計画をしたくないんで、どうしても必要な部分以外はノープランを楽しむ派なんです。

やはりまず必要なのは宿ということで、安心チェーン店のドーミーインに行き「今晩あいてますかー?」とドラクエスタイルで宿確保!

つぎに飯と言うことで、繁華街を徘徊して適度ににぎわっていて、かつにぎわいすぎていない店に飛び込んでみました。

その結果… やヴぁい、旨すぎる!! そして安い! 後ろの寿司5巻で1200円ですよ!

これは讃岐うどん食ってる場合じゃない

またこの地域では地酒も良いらしく、あまり全国には流通しないものをお勧めされて頂きました。これは受け売りなのですが、酒について詳しくなるなら日本酒がもっともコスパ良いです。

普段もビールよりカップ酒派だったりします(笑) 仕事やお付き合いで飲むときは酔っぱらわないためにビール飲んでることが多いですが。


到着早々、サイッコーに旨いもん食って上機嫌のまま一泊目、学会もずっと座りっぱなしでは味気ないので、午前中は観光することにしました。

スマホで調べてみるとなかなか見所がありそうな公園が宿の近くに。もっと港寄りに宿とっていたら行っていなかったと思うのでまさにノープラン旅のだいご味ですが、この公園観光も大当たりでした。

江戸時代につくられた自然を生かした庭園、栗林公園ーー。庭園というと人工的な狭い土地を思い浮かべますが、ここはちょっとした遊園地くらいの敷地に、中国日本の神話上の名勝を再現しようという野心的なものでした。

ミシュランガイドでも「ここを見るために旅行を決めても良い」と位置付けられているようで、本当に言ってよかったです。下は私の撮影ですが、公式サイトと同じロケーションなのでここが一番景色がいいんだろうな。

歩くのに1時間ほどかかりますが、造園・森林浴・滝と岩・湖畔・茶屋と千変万化な風景を楽しめました。


途中、これは欠かせない讃岐うどんをいただきながら学会場へ。

現地のかたがたにとってうどんはファーストフードの一種という認識らしく、はなまるうどんのようなセルフ形式が基本。その中でも良さげな店構えのうどん棒さんへお邪魔しました。

先日海鮮でおいしい思いをしたので、ここでも海老のかき揚げを追加。かき揚げの中の海老なんて小エビ中の小エビというのが海なし県埼玉の感覚なのですが、海に近い高松では小指サイズの海老がいくつも含まれており大満足でした。

この日は専門医更新のためのノルマの講演を聞き、夜は出身講座での会食へと赴きました。


なんか准教授と一緒に泥酔して新入生に絡んでいた記憶があるようなないようなですが、特に二日酔いということもなく症例ポスター発表当日に。

発表した症例は専門医試験で出したものですし、その予演会も講座内で行っているので、もう論点も見所も出尽くしており、気合入れてGo!って感じでもありませんでしたが…。

それでも3名の先生にご質問をいただき、いずれも有意義な勉強をさせていただきました。

わかりやすいエピソードだけ記すと、となりで発表していた60代の先生に「手術うまいね!」と言っていただけたのが素直に一番うれしかったです。矯正的なアプローチでもう少し頑張れた部分があったなとも気づかされました。

今回歯周病学講座の所属を外れた(聴講生への課金をやめた)こともあり、大学関係者枠ではなく個人開業医並びのところに配置されたのですが、とても良いお隣に恵まれたなと感じました。ありがたいことです。

また今回歯周病学講座からは、私を含めたアラフォー専門医3人が奇しくも同時に発表となり、「これからを担う専門医3人の発表」との声も。酒のノリと忖度だとしても素直に良い気分です。


そういうわけで、久しぶりの現地参加の学会はたいへん充実して過ごすことができました。

このまま埼玉へ帰還…ではなく、旅は後半へと続きます! おたのしみに!