先日トンデモ歯”スターズメンバー+ゲスト1名とオンラインZoom飲み会をやりました!
なんだかんだ全員参加できたのは凄いことで、お話する中でこれだけ真剣に歯科医療のEBM推進に情熱を持っている方がおられるのだなと心強く思いました。
話題も「EBMと臨床の分断を埋めるにはどうしたらいいか」という共通の問題意識をもっており、より行動科学的な心情配慮や具体的行動に結びつけるやり方についてはなしたり、何がボトルネックとなって歯科論文上の研究成果が臨床へ広まっていかないかなどを論じました。
その中で私が特に重要だと思ったのは、歯科医師は医師と比べ卒業後病院等にのこり、カンファレンスをすることがない。特に他科と連携するカンファレンスという機会に恵まれず、異なる考え方を持つ指導教官同士が論文ベースでディスカッションするのを見る機会もない、という部分です。
歯科大学病院における若手指導では、指導教官が変わるごとにやり方がかわって、若手側はそれにあわせるしかないというのが現状です。一般開業医に卒後すぐに就職した若手は、なおさらでしょう。
残念ながら今の歯科大学の指導教官で論文ベースで新人にレクチャーできる人材は限られており実現は難しいというのは、リーダーの気まぐれさんとも同じ見解でした。
そこで私のできることとしては、ポストグラジエートで論文の読み方そのものを教えて、EBM思考を普及してトンデモ医療に「それはおかしい」と多くの人が言える状況を作ることではないかと考えています。
歯周病専門医も取得した今、次なる挑戦として取り組んでみようかなと、検討を開始したいとおもいます。