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2022年8月25日木曜日

統計学と祖父の不思議な関係

こんにちは! 東川口の歯医者 中田智之です。

お盆の頃になると祖父を思い出します。激戦地セブ島から生きて帰ってきた祖父は、会うたびに戦場のリアルを話してくれました。

そんな祖父は大学へ復学した後、農水省官僚に。

利権確保に背いたら僻地に飛ばされ、蟹工船にのってソ連の警備船と領海について論戦したり(*祖父は日本語しか話せません)、職場の交流を通じて囲碁の達人になったりしたそうです。

そしてなぜか統計が得意だったらしく論文書いたり、後進の指導をしたりしていたそうです。


その論文見せてもらったことがありますが…。

まさかのパソコンのない時代の手書き統計処理…ッ

2ページ目からは延々と数式が羅列します。たぶんソロバンでやったはずです。

21世紀に生きる我々はエクセルに生データ入れれば1秒もせずに有意差検定できてしまうわけですが…。技術の進歩とはすごいですね。


そんな祖父の功績がなぜか認めらえて、有難いことに瑞宝単光章を米寿の頃に頂きました。

そして今日も私は医学論文の統計解析を(ほとんど数式は見ないで)読み解いて、色んな文筆・発信に活かしています。

不思議な縁を感じた、とあるお盆の昼下がりでした。