お盆の頃になると祖父を思い出します。激戦地セブ島から生きて帰ってきた祖父は、会うたびに戦場のリアルを話してくれました。
そんな祖父は大学へ復学した後、農水省官僚に。
利権確保に背いたら僻地に飛ばされ、蟹工船にのってソ連の警備船と領海について論戦したり(*祖父は日本語しか話せません)、職場の交流を通じて囲碁の達人になったりしたそうです。
そしてなぜか統計が得意だったらしく論文書いたり、後進の指導をしたりしていたそうです。
まさかのパソコンのない時代の手書き統計処理…ッ
2ページ目からは延々と数式が羅列します。たぶんソロバンでやったはずです。
21世紀に生きる我々はエクセルに生データ入れれば1秒もせずに有意差検定できてしまうわけですが…。技術の進歩とはすごいですね。
そして今日も私は医学論文の統計解析を(ほとんど数式は見ないで)読み解いて、色んな文筆・発信に活かしています。
不思議な縁を感じた、とあるお盆の昼下がりでした。