臨床研修歯科医や歯科助手は何人も指導した私ですが、じつは歯科衛生士は当院10年ぶりの新人でして、直接指導するのは初めてのこと。
指示したことをよく理解し、真面目にとりくんでくれる素晴らしい人材が入社してきてくれて大変ありがたいことです。
これまで当院の歯科衛生士業務は最強のベテラン勢に支えられてきましたが、この十余年で変化してきたことも多く。スキルに自身のあるベテラン勢相手に対し、若輩の私が変化を促すことへの困難さを感じることも多かったです。
一方で新人だからこそリープフロッグ的に「今」必要なスキルから教えることもできて、大いに助かっています。
例えばどうしても私自身でやるしかなかった、「フッ化物を使ったむし歯予防指導」や「口腔内撮影」などを新人さんが習得できてきたのは大きいです。
また新人さんが一生懸命取り組んでいると周囲にも刺激になるようで、「若(くもないけど)先生がなんかやってること」に対する関心の持たれ方も変化してきたように感じます。しばらく絶えていた専門誌「歯科衛生士」の購読も再開に。
もちろんこれらの指導もベテラン勢の支えがあってこそで、上手く役割分担や相互刺激がある職場にしていけたらいいなと思います。