先日サキシルに掲載された、フリーアナウンサー魚住りえさんの記事が参考になったのでご紹介したいと思います。
ここで取り上げられている話法のテクニックは、医療面接・インフォームドコンセントという部分でも共通しています。
相手の話をしっかり受け止めたというサインを送る「受けの1秒」のテクニック。
そして歯科医学的に難しめの話をするとき、おいてけぼりになっていないか確認する「攻めの1秒」のテクニック。
どちらも私が医療面接技術やコーチングスキルとして体得してきたものを、「話法」としてわかりやすく記事では解説しています。
我々歯科医療従事者、とくに技術の研鑽に励む研修医は忘れがちですが、患者さんにとって技術的に十分な水準のものが提供されるのはあたりまえで、それ以上に納得できる説明で治療に向き合う気持ちを作れるかをドクターに対して求めているのではないでしょうか。
「病を見て人を見ず」なんていうと古っぷるしいかもしれませんが、人を見るというのはその人の理解力や情動の動きまで配慮して、医療面接のなかでしっかり治療に向き合う気持ちをつくることじゃないかなと考えています。
その中のテクニックとして複数の治療法の提示からの、自己決定による治療法の選択などがあるのだと思います。
患者とドクターの信頼関係の根幹はコミュニケーションスキル、話法であると再確認しました。
↓内輪のやりとり
千葉テレビの魚住さん冠のビジネス番組で、たまにコメンテーターさせてもらってます。
— 新田哲史 @SAKISIRU「NFT & Digital Economy」ページ開設 (@TetsuNitta) September 28, 2021
『魚住りえのカイシャを伝えるテレビ』#115「株式会社プラスアルファ・コンサルティング」(2021.08.22放送)【チバテレ公式】https://t.co/4wcKePHC41