先日ツイッターでバズってた下記投稿ですが、納得するものがあります。
頭髪に関しては遺伝的影響が大きく、医学的に解決できる問題と、解決につながらない民間療法が混在しているのは事実です。
これは歯周病に関しても言えて、侵襲性歯周炎という遺伝的影響の大きな難病は、早ければ20代から30代で歯周病が原因で歯を失ってしまうというものです。
科学に真摯に向き合った結果、行き着いた答えなのだろう pic.twitter.com/uVue5HW72R
— Hiro (@Hiro_dayoon) September 14, 2021
やっかいなのは「侵襲性歯周炎」と、一般的にみなさんが歯槽膿漏としてイメージする「慢性歯周炎」には明確な線引きがなく、歯周病の進行するスピードは病名の境界なく分布しているということです。
これを踏まえてアメリカと欧州の歯周病学会合同で策定した新基準では、年齢や口腔清掃状態に対する歯周組織破壊の程度に応じたリスク評価をする方針になっており、「侵襲性歯周炎」と「慢性歯周炎」の病名での区別は撤廃する方針になっています。
歯周病進行リスクが高い場合は、できるだけ早期に専門的歯周病治療を受けて進行を遅らせることが重要だと言われています。
遺伝的影響を受けやすく、「抜ける」臓器として歯と頭髪は、なんとなく共通点があるようで不思議ですね。
蛇足ではありますが、薄毛の人は歯周病にもなりやすい、などという話は全く聞いたことがありませんので、混同せぬようよろしくお願いします。