こんにちは! 東川口の歯医者 中田智之です。
緊急事態宣言をうけ診療体制縮小をしておりましたが、
6月1日(月)より通常営業といたします。
新型コロナウィルス感染拡大防止へのご協力、ありがとうございました。
・診療時間について
通常の診療時間となります。
詳細はトップページをご確認ください。
・診療内容について
通常の診療内容となります。
義歯・歯周病メンテナンス、各種検診を再開いたします。
特にメンテナンスについては順次再開するようお願い申し上げます。
・電話診について
受診に関して判断が難しい場合は、お電話にて対応いたします。
下記電話番号におかけください。
*受診勧奨に留まらない複雑な対応が必要となる場合は電話診料を頂く場合がございますので、予めご了承ください。
Tell: 048ー295ー3551
・感染防御について
来院患者の皆様とスタッフを守るため以下の対応を当分の間継続いたします。
1、診療室入室時点で過去2週間以内に発熱、せき、呼吸困難、強い倦怠感、味覚嗅覚障害がないか確認のうえ、検温させていただいております。
これらがある場合、もしくは検温にて37.5度以上の発熱がある場合、歯科医師の判断によっては発症日から2週間後まで処置を延期させていただく場合があります。
2、スタッフに対し、出勤前の検温を行い、発熱がある場合は休むよう指示しております。
3、処置開始前に1%過酸化水素での洗口をお願いしております。
2020年5月20日水曜日
2020年5月18日月曜日
アゴラサロンに参加しました
こんにちは! 東川口の歯医者 中田智之です。
前日アゴラサロンでのZOOM会議に参加いたしました。
アゴラさんにはお世話になりっぱなしなので、そりゃぁもちろん参加しますよ!という感じで参加したのですが。
FBグループ機能ベースでのオンラインサロンですが、その日の各ウェブメディア掲載のニュースをダシにみんなでワイワイやるのは結構楽しくて、普通にハマっています…!!
あたらしい党オンラインサロンもこのくらい盛り上がれば…ッ!!
特に池田信夫先生の燃料投下が頻繁で、新田編集長とのツインエンジンでのツイッター広報・内部ディスカッションの盛り上げがうまい。
なるほどメディア出身の発信のスピード感、読者の盛り上げ方とはこういうものか、と勉強になっております。
また参加者としてアゴラ執筆陣の方々も多く、私の記事のシェアに篠田先生や尾藤さんがイイネくださったり、いったいどういうこっちゃレベルの濃ゆい交流がなされています。大変光栄に思います。
時節柄医療系の参加者も多く、大勢の医者の前で新型コロナのオピニスト面するのが結構辛い部分もありますが、歯医者でも自分事としてそれなりに調べて書いているので、自信を持って生きていきたいと思います。
さてそんな中初開催となったZOOM編集会議(ほぼ雑談飲み会)ですが、しょっぱなに新たなレギュラー執筆陣としてご紹介いただき、大変恐縮でした。
その前日に自信満々の大作(あまり読まれなかった)を投稿して、言いたいことは言い尽くした感もあり、完全にノーガード戦法でした…!
結果、何度か振られたけどガチコミュ障を露呈するという放送事故に…(泣)
いやほんとに何言っていいか思い当たらなかった。新田編集長ごめんなさい。
次はテレビ出演するくらいの気持ちで、振られたらミュートされるまでしゃべり続けるくらいのテンションで行こうと思います…!!(←根が陰キャなので無理)
そういうわけでアゴラサロンは初月無料!
おもしろそうだとおもったらお試し参加をぜひどうぞ!
前日アゴラサロンでのZOOM会議に参加いたしました。
午前中、メディア界のタブーであるヤフーニュースの問題点について関心が寄せられましたが、アゴラサロンのZOOM会議ではそのあたりもぶっちゃけてみます。初月無料。お気に召していただければ6月以降も。 https://t.co/RqDlniFP1h— 新田哲史 (@TetsuNitta) May 2, 2020
アゴラさんにはお世話になりっぱなしなので、そりゃぁもちろん参加しますよ!という感じで参加したのですが。
FBグループ機能ベースでのオンラインサロンですが、その日の各ウェブメディア掲載のニュースをダシにみんなでワイワイやるのは結構楽しくて、普通にハマっています…!!
特に池田信夫先生の燃料投下が頻繁で、新田編集長とのツインエンジンでのツイッター広報・内部ディスカッションの盛り上げがうまい。
なるほどメディア出身の発信のスピード感、読者の盛り上げ方とはこういうものか、と勉強になっております。
また参加者としてアゴラ執筆陣の方々も多く、私の記事のシェアに篠田先生や尾藤さんがイイネくださったり、いったいどういうこっちゃレベルの濃ゆい交流がなされています。大変光栄に思います。
時節柄医療系の参加者も多く、大勢の医者の前で新型コロナのオピニスト面するのが結構辛い部分もありますが、歯医者でも自分事としてそれなりに調べて書いているので、自信を持って生きていきたいと思います。
さてそんな中初開催となったZOOM編集会議(ほぼ雑談飲み会)ですが、しょっぱなに新たなレギュラー執筆陣としてご紹介いただき、大変恐縮でした。
その前日に自信満々の大作(
結果、何度か振られたけどガチコミュ障を露呈するという放送事故に…(泣)
いやほんとに何言っていいか思い当たらなかった。新田編集長ごめんなさい。
次はテレビ出演するくらいの気持ちで、振られたらミュートされるまでしゃべり続けるくらいのテンションで行こうと思います…!!(←根が陰キャなので無理)
そういうわけでアゴラサロンは初月無料!
おもしろそうだとおもったらお試し参加をぜひどうぞ!
2020年5月14日木曜日
2020年5月12日火曜日
ブロガーとアゴラーとYoutuberと
こんにちは! 東川口の歯医者 中田智之です。
応援している田尾先生がチャンネル登録5000人を突破したそうです! めでたい!!
記念LIVE配信も参加させていただきました。テーマは「情報発信について」ということで、多くの共感できる部分と、反省がありました。
最近同級生とのZOOM飲み会などでもYoutubeどうしたのとか、急に呼ばれたZOOM飲み会では歯医者でYoutuberの人です!と紹介されたことも相まって、ちょっと情報発信のレビューをしたくなりました。
こういう初対面でのご紹介にアゴラーの人ですと紹介されることはまずないと思うんですよね。
アゴラは基本属性がマニアックなので、歯科医師会の上司の人に「なんかやってるね!」と声がかけられたりしますが、訴求の幅の広さでいうとYoutube圧倒的なんだなぁというのが実感です。
上記田尾先生の動画内にもありますが、歯科医院に来ない人たちに歯科情報をアウトリーチさせるにはYoutubeは最高のツールではなかと感じます。
実は田尾先生の動画を見た後、自分のYoutube動画を久しぶりに確認してみたのですが、何もしてないのに結構PVが伸びているんですよね。
その中で一番伸びていたのがこちらです。
…まじすか!?w
3本撮りした中で流石にクオリティ低すぎやろって思っていたやつなんですが…(^^;
いつのまにか200PVちかくまで伸びてます。初動がそんなではなかったので、自動再生なりで勝手に伸びたということですね。
いや絵がテキトーすぎやろそこだけ修正したいわw
時点が個人的にもオススメの、「良い歯医者ってなんだろう」「金属アレルギー」ですね。特に金属アレルギーは資料にも恵まれてかなりいい動画だと思うんですが、3位です。ただ平均視聴時間は80%と高く、内容の充実具合はしっかり反映されています。
で、どういう動画が伸びているか分析していくと、とりあえずタイトルかなと感じます。
アゴラでもタイトルに関しては編集部でかなり考えて付け直していただけているのですが、やっぱりネットの情報はタイトル勝負なところはあるんだなーと強く実感しました。
私が出した最後のほうの動画は「歯医者の俺が!シリーズ」と勝手に呼んでいるんですが、それなりに有効な戦略だったんだろうなと感じます。
一方で「わかりやすいエビデンスシリーズ」はほとんど伸びてません。再生率の分析などもしないといけませんが、需要ないんだってよくわかりました。
これらから分かるのは私の取り扱ってきた内容において、Youtubeは歯医者にいくまでもないけど、それなりに気になっているところが伸びるということだと思います。
つまりミクロな内容ということですね。
そりゃそうだってのはあると思うんですが、アゴラはマクロ・行政視点、Youtubeはミクロ・現場視点のアウトプットをすればよいと、自分の中ではっきりすみ分けができました。
しかし私がYoutubeの発信をお休みしているのはアゴラが楽しいというのはたしかにあるのですが、田尾先生や寺岡先生の動画が良すぎて「俺別に頑張る必要なくない?」と思ってしまったからです。
これなんてお金払うレベルだと思いますよ。大変参考になりました。
一方で同時期に巻き起こった政治家Youtuberブームですが、こっちもこっちですごいです。
音喜多さんは3本まとめ撮り、一発録画。柳瀬さんは見た通りの通し動画。つまりどちらも30分以上ノーカットを、フィリングワードや良い淀み、長考ほとんどなしでしゃべり続けられるということです。凄まじい能力だとおもいます。
ノーカット50分超高速しゃべりのメンタリストDAIGOはどこかブッ壊れているんではないでしょうか。
そんななかで自分にできることは何か、ニッチを掘ってサバイヴしてきた中田家的な勝ち筋はなんだと、生存戦略を練るわけですね…。
応援している田尾先生がチャンネル登録5000人を突破したそうです! めでたい!!
記念LIVE配信も参加させていただきました。テーマは「情報発信について」ということで、多くの共感できる部分と、反省がありました。
最近同級生とのZOOM飲み会などでもYoutubeどうしたのとか、急に呼ばれたZOOM飲み会では歯医者でYoutuberの人です!と紹介されたことも相まって、ちょっと情報発信のレビューをしたくなりました。
1、Yotuberの圧倒的認知
こういう初対面でのご紹介にアゴラーの人ですと紹介されることはまずないと思うんですよね。
アゴラは基本属性がマニアックなので、歯科医師会の上司の人に「なんかやってるね!」と声がかけられたりしますが、訴求の幅の広さでいうとYoutube圧倒的なんだなぁというのが実感です。
上記田尾先生の動画内にもありますが、歯科医院に来ない人たちに歯科情報をアウトリーチさせるにはYoutubeは最高のツールではなかと感じます。
実は田尾先生の動画を見た後、自分のYoutube動画を久しぶりに確認してみたのですが、何もしてないのに結構PVが伸びているんですよね。
その中で一番伸びていたのがこちらです。
…まじすか!?w
3本撮りした中で流石にクオリティ低すぎやろって思っていたやつなんですが…(^^;
いつのまにか200PVちかくまで伸びてます。初動がそんなではなかったので、自動再生なりで勝手に伸びたということですね。
いや絵がテキトーすぎやろそこだけ修正したいわw
2、Youtubeではどういうテーマがウケるのか
時点が個人的にもオススメの、「良い歯医者ってなんだろう」「金属アレルギー」ですね。特に金属アレルギーは資料にも恵まれてかなりいい動画だと思うんですが、3位です。ただ平均視聴時間は80%と高く、内容の充実具合はしっかり反映されています。
で、どういう動画が伸びているか分析していくと、とりあえずタイトルかなと感じます。
アゴラでもタイトルに関しては編集部でかなり考えて付け直していただけているのですが、やっぱりネットの情報はタイトル勝負なところはあるんだなーと強く実感しました。
私が出した最後のほうの動画は「歯医者の俺が!シリーズ」と勝手に呼んでいるんですが、それなりに有効な戦略だったんだろうなと感じます。
一方で「わかりやすいエビデンスシリーズ」はほとんど伸びてません。再生率の分析などもしないといけませんが、需要ないんだってよくわかりました。
これらから分かるのは私の取り扱ってきた内容において、Youtubeは歯医者にいくまでもないけど、それなりに気になっているところが伸びるということだと思います。
つまりミクロな内容ということですね。
そりゃそうだってのはあると思うんですが、アゴラはマクロ・行政視点、Youtubeはミクロ・現場視点のアウトプットをすればよいと、自分の中ではっきりすみ分けができました。
…ということはアゴラでもミクロな内容のほうがウケるのかな?
まぁ世論が沸き立った時に投入すると伸びるかもしれませんね。ハンドピースの滅菌問題の時にレギュラー執筆陣だったら色々書いたのになぁ…。
3、どういう動画で戦えるのか
しかし私がYoutubeの発信をお休みしているのはアゴラが楽しいというのはたしかにあるのですが、田尾先生や寺岡先生の動画が良すぎて「俺別に頑張る必要なくない?」と思ってしまったからです。
これなんてお金払うレベルだと思いますよ。大変参考になりました。
一方で同時期に巻き起こった政治家Youtuberブームですが、こっちもこっちですごいです。
音喜多さんは3本まとめ撮り、一発録画。柳瀬さんは見た通りの通し動画。つまりどちらも30分以上ノーカットを、フィリングワードや良い淀み、長考ほとんどなしでしゃべり続けられるということです。凄まじい能力だとおもいます。
そんななかで自分にできることは何か、ニッチを掘ってサバイヴしてきた中田家的な勝ち筋はなんだと、生存戦略を練るわけですね…。
まとめ:今後の展開
とりあえず動画は意外と伸びがいいんで、「一般人が歯医者に面と向かって聞けないことに、正論で回答しつつ、スパイス的に制度批判を混ぜる」この方向で掘り下げていけばそれなりにはなるんじゃないかなと考えています。
スパイス的な批判を冒頭に入れておくなどで序盤の離脱を防ぐなどしてもいいかもですね。面と向かった制度批判はするつもりないんで、「歯医者にいきたくないなぁ」と思っている人がスカっとするようなちょっとしたオトボケを狙ってみようと思います。
なんせターゲットは「歯医者に行きたくない、もっといえば全く興味がない人」であるので。こういった人たちに「歯医者はいいぞ」っていっても無駄だし反感を買うだけなんで、「やっぱり行かなくても大したことにならへん」という共感を引き出しつつ、途中からロジックに巻き込んで「あれ、もしかしてこれ行かなきゃあかんやつ?」ってソワソワさせるという戦略。
それと動画編集とか楽しそうなんですけど、Youtubeスタジオが強化されていけばノー勉でもできるレベルにインターフェース側が進化するんじゃないかと考えてます。あとSurface Goだと多少パワー不足なのでデスクトップPCが欲しくなったり、追加投資が必要になってしまいます。自分ケチなんで成功するかもわからんことに金を投資するのはしません。投資するのは自分の時間とアイデアだけです。
というわけでYoutubeはかなり堀甲斐のあるツールなので、しっかり取り組みたいなという気持ちはあるんですが…
アゴラやブログとどう整合性をつけるか、ですよね。
長くなってきたので今回はここまで、続きます。
2020年5月11日月曜日
臨床研修医の現状とオンライン採用面接
こんにちは! 東川口の歯医者 中田智之です。
新型コロナウィルスに関する緊急事態宣言が発令されている中、医療機関には一層の政府方針遵守が求められていますが、その中で難しい立場となっているのが臨床研修歯科医たちです。
(参考)歯科臨床研修制度の概要 ―厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/shikarinsyo/gaiyou/index.html
簡単に説明すると国家試験合格後に1年間、歯科医師免許をもった研修生として、病院やクリニック(協力型臨床研修施設に指定されているもの)でOn-the-Job Trainingする制度です。
臨床研修に参加しないこともできますが、その場合開設者として開業することが難しくなります。
自分は研究者として生きていくというものや、開業せず勤務医でありつづけると決意している場合は臨床研修に参加しないということもあり得ますが、人生なにが起こるかわからないので基本的にはほぼ全員が参加するものと考えていただければとおもいます。
これは広く一般に誤解されていることと思いますが、6年間の歯科大を卒業し、国家試験に合格して歯科医師免許を取得した新米歯科医師というのは、運転免許取りたての若葉マークドライバーと同じと考えてください。
若葉マークドライバーも規則を理解して公道は走ることはできても、周囲のベテランドライバーの気遣いが必要だったり、助手席に指導者に乗ってもらったりが必要です。ごく一部の猛者を除いて、いきなり首都高に乗るというのは、本人も怖いと思います。
卒業後1年目の臨床研修歯科医も、学術や規則を理解し法的には全ての歯科医療行為が認められているものの直ちに一人前の臨床判断や治療技術が身についているというものではなく、職場の院長や先輩のフォローや、先輩衛生士さんの理解と協力の下、一つずつ仕事ができるようになっていくものです。
さてこのように歯科臨床研修制度というのは(最低限の)技術継承として重要な役割を担っていますが、緊急事態宣言の下でかなり停滞している状態です。
研修の実施主体である歯科大学附属病院がそもそも急患・必須の治療のみ対応する縮小診療をしているので、その体制の中でOJTは難しいでしょう。ベテラン勢ですらあまり経験したことのない水準の感染防御をしている中で、未熟な臨床研修歯科医を現場に投入するという判断はリスクのあることと思います。よって現状、臨床研修歯科医はリモートワークとなっています。
もちろん歯科医師臨床研修の全てがOJTである必要はなく、リモートワークでも一定の成果はあることと思います。しかし歯科臨床技術の養成においてOJTが重要な要素を担っていることは確かです。
そして歯科医師臨床研修制度のOJT部分のだいご味ともいえる、院外研修施設への4~8か月の出向に関しても、例年とは違う展開になっています。
例年であればこの時期は8月から始まる院外研修に向けて、臨床研修歯科医と受け入れ施設の間でマッチングが行われます。
私も5つくらいの施設見学に行き、研修担当の院長やベテラン歯科医と面接し、時にご馳走になり、多くの刺激をいただきました。
ある時は老歯科医師に自分の引き際と歯科医院のその後の話を聞き、ある時はバリバリ系若手院長の野望に触発されたりしました。クリニックは院長の心の在り方を反映するようで、スタッフの雰囲気、診療システム作りなど、たった数時間でも現場の空気を吸ったことは、今のクリニックづくりの参考になりました。
しかし緊急事態宣言下で各クリニックを臨床研修歯科医が見学に巡回するというのは、ただでさえリスクを指摘されている医療機関において感染拡大の一因となってしまう可能性もあり、現状見学禁止ということになっています。
そういうわけで管理型研修施設(大学病院)からは研修歯科医と受け入れ施設はメールで連絡を取り合い、質疑応答をするようアナウンスがありました。
しかしOJTである以上臨床研修歯科医には私のクリニックで実際に医療行為をするというわけなので、アルバイトの採用面接並みの情報はこちらとしても欲しいところです。
経歴自体よりも、経歴についてきちんと前向きな説明ができるか。質問に対する回答は内容よりも、どのような態度やトーンで質問に応答するか。面接ではそのような部分を見ると思います。
そこで私のクリニックでは流行に乗ってZOOMによるオンライン面接をやってみました!
歯科医は技術云々ありますが結局は対人スキル(インフォームドコンセントが必要十分に実行できるか)が重要になってきます。会話での目線や空気感などから、対人スキルの伸び代があるか、医院のコンセプトに合致するかなどを知るための情報は、メールや電話よりもかなり多くの得られたと実感しました。
それは研修歯科医にとってもそうで、研修指導医(私など)の人柄や空気感などが自分にあったものかどうかは十分に検討してもらいたいと思っているので、それらをしっかり伝えられたという手ごたえはあります。
またZOOMで会話する中で普段の面接以上に… 具体的には一緒にランチした程度には仲良くなれた感があったので、これは不思議だなぁと感じました。
オンライン面接をお互いに協力して成立させるという多少の努力が、共同作業感となるのかなと分析しています。
さらにスマホのリアカメラに切り替えて医院を巡ることで、バーチャル医院見学も同時に行うことができます。これには「初めてこのような対応をしてもらった、非常に参考になった」と研修歯科医からも好評をいただき、先行者利益となったと感じております。
オンラインでは解決しないこと… 例えばOJTなどリモートワークでは非常に難しいといった事柄は大いにあると感じています。
しかし実際にやってみると普通に面接するとよりも、オンライン面接のほうが仲良くなれた = より踏み込んだ情報をお互いに交換できた、などといった、思わぬメリットも見つかりました。
縮小営業で時間があるのならば、思いついたらなんでもチャレンジしてみることは重要と思います。
歯科医療全体としてもオンライン診療などについて議論が進み、まもなく遠隔診療の初診解禁などが実施されていきます。
アフターコロナでは今まで通りの経営戦略が通用しない可能性があり、少なくとも緊急事態宣言解除とともに速やかにV字回復となる保証もないと考えております。
時間があるうちに色々試したり、勉強してみる、というのは有意義な過ごし方ではないでしょうか。
新型コロナウィルスに関する緊急事態宣言が発令されている中、医療機関には一層の政府方針遵守が求められていますが、その中で難しい立場となっているのが臨床研修歯科医たちです。
(参考)歯科臨床研修制度の概要 ―厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/shikarinsyo/gaiyou/index.html
簡単に説明すると国家試験合格後に1年間、歯科医師免許をもった研修生として、病院やクリニック(協力型臨床研修施設に指定されているもの)でOn-the-Job Trainingする制度です。
1、歯科臨床研修制度とは
臨床研修に参加しないこともできますが、その場合開設者として開業することが難しくなります。
自分は研究者として生きていくというものや、開業せず勤務医でありつづけると決意している場合は臨床研修に参加しないということもあり得ますが、人生なにが起こるかわからないので基本的にはほぼ全員が参加するものと考えていただければとおもいます。
これは広く一般に誤解されていることと思いますが、6年間の歯科大を卒業し、国家試験に合格して歯科医師免許を取得した新米歯科医師というのは、運転免許取りたての若葉マークドライバーと同じと考えてください。
若葉マークドライバーも規則を理解して公道は走ることはできても、周囲のベテランドライバーの気遣いが必要だったり、助手席に指導者に乗ってもらったりが必要です。ごく一部の猛者を除いて、いきなり首都高に乗るというのは、本人も怖いと思います。
卒業後1年目の臨床研修歯科医も、学術や規則を理解し法的には全ての歯科医療行為が認められているものの直ちに一人前の臨床判断や治療技術が身についているというものではなく、職場の院長や先輩のフォローや、先輩衛生士さんの理解と協力の下、一つずつ仕事ができるようになっていくものです。
2、緊急事態宣言下の歯科臨床研修制度
さてこのように歯科臨床研修制度というのは(最低限の)技術継承として重要な役割を担っていますが、緊急事態宣言の下でかなり停滞している状態です。
研修の実施主体である歯科大学附属病院がそもそも急患・必須の治療のみ対応する縮小診療をしているので、その体制の中でOJTは難しいでしょう。ベテラン勢ですらあまり経験したことのない水準の感染防御をしている中で、未熟な臨床研修歯科医を現場に投入するという判断はリスクのあることと思います。よって現状、臨床研修歯科医はリモートワークとなっています。
もちろん歯科医師臨床研修の全てがOJTである必要はなく、リモートワークでも一定の成果はあることと思います。しかし歯科臨床技術の養成においてOJTが重要な要素を担っていることは確かです。
そして歯科医師臨床研修制度のOJT部分のだいご味ともいえる、院外研修施設への4~8か月の出向に関しても、例年とは違う展開になっています。
例年であればこの時期は8月から始まる院外研修に向けて、臨床研修歯科医と受け入れ施設の間でマッチングが行われます。
私も5つくらいの施設見学に行き、研修担当の院長やベテラン歯科医と面接し、時にご馳走になり、多くの刺激をいただきました。
ある時は老歯科医師に自分の引き際と歯科医院のその後の話を聞き、ある時はバリバリ系若手院長の野望に触発されたりしました。クリニックは院長の心の在り方を反映するようで、スタッフの雰囲気、診療システム作りなど、たった数時間でも現場の空気を吸ったことは、今のクリニックづくりの参考になりました。
しかし緊急事態宣言下で各クリニックを臨床研修歯科医が見学に巡回するというのは、ただでさえリスクを指摘されている医療機関において感染拡大の一因となってしまう可能性もあり、現状見学禁止ということになっています。
3、オンライン面接の効果
そういうわけで管理型研修施設(大学病院)からは研修歯科医と受け入れ施設はメールで連絡を取り合い、質疑応答をするようアナウンスがありました。
しかしOJTである以上臨床研修歯科医には私のクリニックで実際に医療行為をするというわけなので、アルバイトの採用面接並みの情報はこちらとしても欲しいところです。
経歴自体よりも、経歴についてきちんと前向きな説明ができるか。質問に対する回答は内容よりも、どのような態度やトーンで質問に応答するか。面接ではそのような部分を見ると思います。
そこで私のクリニックでは流行に乗ってZOOMによるオンライン面接をやってみました!
歯科医は技術云々ありますが結局は対人スキル(インフォームドコンセントが必要十分に実行できるか)が重要になってきます。会話での目線や空気感などから、対人スキルの伸び代があるか、医院のコンセプトに合致するかなどを知るための情報は、メールや電話よりもかなり多くの得られたと実感しました。
それは研修歯科医にとってもそうで、研修指導医(私など)の人柄や空気感などが自分にあったものかどうかは十分に検討してもらいたいと思っているので、それらをしっかり伝えられたという手ごたえはあります。
またZOOMで会話する中で普段の面接以上に… 具体的には一緒にランチした程度には仲良くなれた感があったので、これは不思議だなぁと感じました。
オンライン面接をお互いに協力して成立させるという多少の努力が、共同作業感となるのかなと分析しています。
さらにスマホのリアカメラに切り替えて医院を巡ることで、バーチャル医院見学も同時に行うことができます。これには「初めてこのような対応をしてもらった、非常に参考になった」と研修歯科医からも好評をいただき、先行者利益となったと感じております。
まとめ
オンラインでは解決しないこと… 例えばOJTなどリモートワークでは非常に難しいといった事柄は大いにあると感じています。
しかし実際にやってみると普通に面接するとよりも、オンライン面接のほうが仲良くなれた = より踏み込んだ情報をお互いに交換できた、などといった、思わぬメリットも見つかりました。
縮小営業で時間があるのならば、思いついたらなんでもチャレンジしてみることは重要と思います。
歯科医療全体としてもオンライン診療などについて議論が進み、まもなく遠隔診療の初診解禁などが実施されていきます。
アフターコロナでは今まで通りの経営戦略が通用しない可能性があり、少なくとも緊急事態宣言解除とともに速やかにV字回復となる保証もないと考えております。
時間があるうちに色々試したり、勉強してみる、というのは有意義な過ごし方ではないでしょうか。
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